厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1503」において、「身寄りのない在宅高齢者への支援に関する調査事業」および「保険外サービス活用推進等に関する調査研究事業」の報告書が公表されました。
「身寄りのない在宅高齢者への支援に関する調査事業」では、今後、単身高齢者や身寄りのない高齢者の増加に伴い、緊急連絡先の不在、入院や施設入所時の保証人の問題、金銭管理、死後事務、日常生活支援などが大きな課題となることが示されています。また、高齢者本人と地域資源を結びつけ、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる体制づくりの重要性が報告されるとともに、自治体向けのガイドブックも公表されています。
一方、「保険外サービス活用推進等に関する調査研究事業」では、現行の介護保険サービスだけでは、買い物支援、見守り、家事援助、外出支援、配食、通院付き添いなど、多様化する生活ニーズを十分に満たすことが難しいケースが増えていることが指摘されています。こうした課題への対応として、地域の実情に応じた保険外サービスの創出と普及を進めていくことの重要性が示されています。
これらの報告書からは、介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせながら、高齢者を地域全体で支えていくことの重要性がうかがえます。今後は、介護保険制度内のサービスだけでなく、制度外の資源も含めて総合的にコーディネートできる介護支援専門員の役割が、ますます重要になっていくのではないでしょうか。
弊社も業種の垣根を越え、多くの皆様と力を合わせながら、地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。※本稿は、厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1503」に掲載された『令和7年度老人保健健康増進等事業「身寄りのない在宅高齢者への支援に関する調査事業」』および『保険外サービス活用推進等に関する調査研究事業』の報告書を参考に作成しています。
